なんか住んでますよ、カイザースラウテルン・・・

イタリアとオーストラリアの試合は、日本が沈んだカイザースラウテルン。
オーストラリアにとっては相性がいいのかもしれないスタジアム。
案の定、後半開始早々、イタリアが一人退場で10人に。
オーストラリアが押せ押せムード。
しかしイタリア、40分守り抜き、ロスタイムに攻め、
ペナルティエリア内でファウルを誘い、トッティがPKでオーストラリア、撃沈。
ほんの3分程度の間の出来事。
目が点になりました。

ヒディングは残り2枚のカードを延長戦で使うつもりだったのでしょう。
つまるところ、90分で試合を決めようと思わなかったヒディングの敗北、
と言ったところでしょうか。
何かが起こるスタジアムです、カイザースラウテルン。

イタリアの堅守は伊達ではなかった。
普段はおもろないんですけれど、今日のイタリアは面白かった。
ロスタイムにボールキープしてたイタリアはしたたかでしたね。
人数かけて攻めたのは“そこ”だけですから(笑)。

延長でなくて良かった。
今日は仕事朝からだもの。おやすみなさい。

VSドイツ

2006年5月31日 スポーツ
さて、ドイツのボンで合宿に入った日本代表。
最初の練習からセットプレイを繰り返しチェック。
そのセットプレイが、実戦で日本を勝利から引きずり落とした。
その結果、収穫の多いものになって良かったと思った。
(勝てばもっと良かったのは当たり前だけど)

今日の試合は、テストマッチ。
6月4日のマルタ戦は調整試合であるが故に、今日の試合が重要であった。

相手はドイツ。
つまりはホスト国、というわけで向こうはホームであり、
ここ最近のテストマッチの結果が良くはなく、監督と協会の衝突など
けっこう問題が多い。
これもまた、ホスト国の宿命かと思う。

試合であるが、まず思ったのはドイツの選手の大きさ。
日本の選手の一回りは大きい。
高いね。うん、背が高い。
そして、速い。
しかし、決定力がなかった。
日本はよく守ったと思うし、ドイツは焦っていた。
正直、なめられていたのかなァとも思うのだけれど、
そのためにガチンコになったので良し。
この試合の日本は武器である素早いパスワークを駆使して
相手にカウンターを喰らわせた。
それは強豪と戦ううえでのセオリーでもあり、狙いとしてもはっきりとしていた。

だからだろうか、それがカッチリはまったのだ。
その結果、高原の2得点が生まれた。
この2得点、貴重だった。
FWが決めたのだ。チームは盛り上がる。
そして、攻撃の選手がゴールを決めることで、相手DFは下がらざるを得ない。
その結果、スペースが空き、日本が誇る中盤が自由にプレイができるスペースができる。
今日の中盤は中村、中田英、福西、加地(負傷退場→駒野)、三都主。
特に三都主と中田英の連携は良く、福西は相手ボールのカットをきっちりとこなした。
FWの高原がゴールを決めたことで、報道は高原に注目するだろうが、
今日は柳沢も調子が良かった。
動き出しの早さが効いていた。

1点目を振り返ると、相手ボールを自陣ゴール前で柳沢がカット。
ボールが中村に渡り、中村はフェイントでタメを作る。
その間に動き出したのが柳沢、中田英、高原。
中田英が動き出すことでドイツのマークはそこに引っ張られた中、
するするっと柳沢が中田英の背後を通過。
中田英、中村のボールをスルー(柳沢を感じていたのだろう)。
その結果、柳沢から高原にボールが出て、
DFラインをしっかり見た高原が上手くパスを受け、
キーパーと対峙。
しっかりとシュートを決めて得点した。

この1点目。
こういったゴールが見たかったのだ!
組織で守り、連携でつなぎ、ストライカーがゴールを決める。
これぞサッカーの得点シーン!
ジーコが最も理想と思える形ではないだろうか?
(2点目は高原の個人技が光った)

そして、もう一つ。
2得点は後半に生まれているが、
この2得点を引き出した功労者の一人に駒野をあげたい。
加地の負傷によって急に出番が回ってきた駒野。
前半はバタバタしてしまっていたが、後半開始と共に
中田英、中村が駒野にボールを回す。
パスを受けることによって駒野が落ち着き、
攻めに出たのが功を奏した。
駒野のマークにドイツの左サイドが引っ張られた。
果敢に攻めた駒野を誉めたい。

問題は、失点シーン。
全てセットプレイからだったが、やはり高さは日本にとって脅威だ。
4年前の日韓W杯もトルコにセットプレイから沈められた。
高さだけは身体的な問題でどうにもならない。
しかし、選手とどう競るのか、ということを考えて動けば、
おそらくは今日のような事態にはならないのではないか?
どう体を当てるのか。誰が誰をマークするのか。
それをしっかりと、全員で意識して守ってもらいたい。

しかし、あの失点こそが、世界の壁。
残り15分、チャンスを逃さなかったドイツの力だった。
この壁を乗り越えることが、グループリーグ突破という結果を生むのかなァ、
と思った。

あと、解説の松木さん。
叫びすぎ(笑)。
加地の怪我のシーンで「大丈夫」連発しすぎ(爆)。
どう見ても加地は大丈夫ではなかったでしょう(泣)。
皮肉にもその結果、控え組だった駒野が
十分に計算できるというのが確認できたけれど。
(ジーコが率いる日本代表の控え組は、結果を必ず残すな、と思った)

引き分けたけれど、すごくいい試合だったし、
失点もあって、課題の再確認もできた。
そういった意味で、良い面と悪い面が両方出た。
テストマッチとしては良かったのではないかな?
勝てた勝てたと各局の解説陣は言っていたが、
収穫が多かったことが、勝つことよりも良いことだったと思う。
勝たねばならないのは、W杯本戦である。
グループリーグ突破という結果、トーナメントへの進出。
行けるところまで行け(当然、優勝を目指して)、と思う。
最後まで守りに入らず、選手交代でも攻撃的な姿勢を見せたジーコと代表メンバー。
それは、サッカーは点を取る競技であるという力強いメッセージだ。
点が入らないと上には進めない。
勝つためには点を入れなければならない。
だから、攻撃をかける。
それが、2006年型の日本代表の形だとはっきりと出たと思う。
だから、最後までゴール前で日本代表はプレイできたのだろう。

マルタ戦は軽いスパーリング。
調整し、確認し、怪我に気をつけて運命のオーストラリア戦を迎えて欲しい。

今日の結果とオーストラリア戦とはまた違ったものになる。
向こうは日本を研究しつくしているだろう。
だけれども、やれる、という思いを持ったんじゃないかな、
選手も僕たちも。

オーストラリアもクロアチアもブラジルも強い。
でも、日本も日本の形が出せれば、勝てるはず。

最後に、ピッチに入場してくる寸前、
手をつなぐ男の子ににっこりと微笑んだヒデ。
あの顔に、9年の重みを感じた。
FIFAコンフィデレーションズ杯。
日本のチャレンジは終了。
結果は1勝1分け1敗。勝ち点はブラジルと並んだわけですが、
結果的に得失点差で3位。結果、グループリーグ敗退となりました。
ギリシャ戦で前半2点はいけたかと思われるチャンスを決めれなかった事が
ここにきて残念な結果になってしまいました。

しかし、第1戦のメキシコ戦ではアジアの戦い方をした。
その結果、DFラインを下げすぎて失点。

それをふまえた第2戦VSギリシャ。
選手達はいろいろと話し合い、確認し合い、
ジーコは3−4−2−1から4−4−2にフォーメーションを変え、
その結果、連携は高まり、良い結果となりました。
3月のイラン戦との違いは、ひでをボランチに下げたこと。
これで、DF(宮本)→ボランチ(ひで)→トップ下(俊輔)→FW、
という背骨が出来ました。
これは3−5−2でも3−4−2−1でも可能なわけで、
ありじゃないかと思います。
ただ、小野伸二がチームに戻った時にどうするのか?
最も重要な課題は残されています。
レギュラー争いという形で(ひでがレギュラーでなくなるのもまた、ありだろう)。

ブラジル相手にあそこまでの善戦を演じることができたのは、
プレッシャーがなかったから、かもしれません。
日本は負けて当たり前という状況下で戦い、
追いつき追い越され追いついたわけですが、
それはひとえに選手達が勝ちたい、食い下がりたいと思ったからじゃないかな、
と思います。

その結果、ブラジルが本気になってくれて、
類い希なる戦いができたのだと思います。
選手達がピッチ上で見せた笑顔。
そして、試合後のはつらつとした顔は何かを物語っていると思います。

日本はブラジル相手に負けませんでした。
最後まで、貪欲にゴールに向かいました。
その結果、引き分けました。

ただ、目標はW杯。
ここが着地点ではなく、出発点であるわけで、
この短期間であれほどの連携を見せたのだから、
もっともっと強くなれるはず。
進化した姿、これが日本サッカーだ、という姿を1年後に見せて欲しいです。

オランダで開かれている20歳以下のW杯=ワールドユース選手権。
日本はグループリーグ突破、そして決勝トーナメントで敗北しました。
平山や増島らを要するこのチームは、2010年開催のW杯の主力となる選手。
しかし、見ていて何かが足りない気がしました。
その何かが何なのか考えていたんですけども、
今朝のA代表の試合を見て「これかな?」と思ったのは、
「彼らにとって、サッカーは楽しいものであるか否か?」
ではないかと思います。
自分らしさを出せず、ちぐはぐなまま、
勝つこともままならないままに突破したグループリーグ。
トーナメントでの敗退は、ある意味彼らのサッカーの当然の帰結。
彼らはこの世界大会を少しでも楽しめたのか、
ワクワクしたのかが気になります。

何のために大会に出て経験を積んだのか?
A代表とユースでは、得たモノに雲泥の差があるような気がしてなりません。

そこが残念でならない。
そんな感想を持ちました。

話はA代表に戻りますが、ここが終着点ではない。
ドイツW杯こそが、日本代表の目的地。
そこで勝ち、優勝するのが本当の目的でなければならないはず。
出るからには、優勝を狙え。勝て。
僕は常にそう思います。
W杯は結果が全て。
それを実感したフランスでの惨敗を胸に刻み、
日本代表を見守っていきたいなァ、と思っております。
サッカー、負けたですね。
バーレーンはやはり鬼門でしたね。
これで日本は残り2試合、是が非でも勝たないといけなくなりました。
攻撃とかは明らかにA代表より面白いんですけども、
ああ、これがサッカーなんだよな、という負け方でした。
徹底したバーレーンのカウンターサッカー。
やはり日本は先制されると勝てないのか・・・・
ちょっとそう思っちゃいました。

残り2試合。
UAEと勝点は並びましたが、総得点が2、上回っている。
これはUAEラウンドのレバノン戦の石川の4点目、
UAE戦の達也の2点目が大きい。
あと、無失点で抑えていた事も・・・・

この2点が、大きな意味を持っているような気がしますが・・・
とりあえず、勝たねば。

しかし・・・アジアの審判はレベル低いね。
オリンピックは常に日本は審判のジャッジに左右されてしまう。
昨日は那須がかわいそうでした。
それを乗り越えないといけないんですが・・・
なんとも・・・・。

では、また殻に篭ります。
今週は山場。オリジナル、2章連続掲載はちょい難しいかもです。
仕事が・・・・・・(TT)
疲れました。
日本代表VSオマーン代表。
ワールドカップ・アジア1次予選。
厳しい試合でした。

いや・・・ほんまに・・・。
今日はジーコを褒めたいです。
ほんまに。
あの時点での選手交代はけっこう勇気がいると思うのです。
先に動くというのは、けっこう勇気がいります。
よく3人、カードを切った。
そう言いたい。

最後の事故のようなゴール。
宮本(だった?よく覚えててない)のロングボール、
鈴木隆行が反応、胸トラップしてこぼれたボールを小笠原。
オガサがそれを前に浮かせてオマーンがクリアしようとしたボールが俊輔に当たって、ボールが久保の前に転がって・・・・
あと、ちょっと覚えてません(笑)。

あー、疲れた。
最近、家族中が風邪。流行ってるんやなぁ・・・。
僕は去年少しひいたけど、熱とかは出ない。
今年は元気です。棚卸が近いんで、それが終わったらガタッとくるかも。
気をつけないと。

昨日、現在刊行中のひきこもり世代作家集結気味の雑誌、ファウスト2号を購入。
乙一の短編『F先生のポケット』を読了。
面白かった!!!めちゃ面白かった!!!
パロディ小説とはこうあるべきだ、というお手本です。
素晴らしい。やはり、彼は天才。
あと、前に買った1号で読むの避けてた舞城王太郎を読む。
む。
むむむ。
100ページほどの中篇だが、50ページ読んだところで本を閉じる。
あかん。あきまへん。この人の全部が僕には合わない。
そう思った。三島賞受賞作『阿修羅ガール』を来月読むつもりだったけど、パス。
どうもダメだ。
同じく1号の佐藤友哉くんの作品も少し失速していた。
1号でいちばん面白かったのは佐藤くんと滝本竜彦氏の対談。
このひきこもり対談は面白かったです。
そういった意味では、2号の方がメンバー的にもクオリティは高いかな。
乙一は安定してますよね。素敵です。

司馬さんの『竜馬がゆく』も3巻目に突入。面白い。
しかし、今はどうにも小説が書けない。モチベーションが少し落ちている。
FFすら少しご無沙汰で、寝る前に『逆転裁判3』をやって寝るって感じです。
ちょっと疲労が蓄積しているのかもしれません。
寒いし(寒いと何もできなくなるのです)。

うーん。いかんなぁ・・・。

最後にサッカー。

中村俊輔、帰ってきたんですね。
ヘタすると今日使うかもしれないと、ジーコさん。
ちょっと待てよ、と言いたい。
正直、オマーン戦は国内組だけで乗り切る気持ちもあって
いいんじゃないの、って思う。
海外組が加入しないと勝てない、というわけではないでしょう?
柳沢や高原は所属クラブ・チームに対してその立場を危うくする可能性もある。
日本で合宿をやってきた国内組の方が、コンディション調整が整う可能性が高い。
連携率もそうである。
が、マレーシア戦は東アジア選手権の3バックをやめて4バックに。
あの4人が加わるとき、どの選手と組み合わせるのがいいか品定めをした感がある。
やはり、黄金の中盤(どこが黄金なのか僕はわからないが)編重か。
僕的には、今日の試合、中村はいらない。
そう思うのだが・・・
もやもやする・・・(T3T)
まあ、ジーコも使うかどうかはわからんけど・・・・
(使わんなら、呼んだ意味がない気もするが。このまま日本に残るのかな?)

ヒデも帰ってくる。万全の体制ではないだろう。無理はしないで。
怪我をしてはもともこもない。

NAKATA!

2004年2月10日 スポーツ
イタリア紙でも絶賛!日本よりも賞賛の声は高いようで、
嬉しい限りです、中田英寿!

先日のVSウディネーゼ戦、MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)!
この試合の最高の選手、ということになりました。
2アシスト1ゴールは素晴らしい。
しかし、最も誉めるべきは彼をここまで覚醒させた監督、
カルロ・マッツォーネさんではないかな、と思うのです。
監督の手腕も高く評価したいと思います。

いや〜、良かった。
彼の笑顔は元気を与えてくれます。
僕もいろいろ頑張るぞ〜、と思います。

いよいよ来週はW杯1次予選の初戦。
ひでは強行日程で試合に出すようです。
ジーコの真価が問われる試合が始まります。
不安がいっぱいで怒ってることも多いと思いますが、
応援は、していきたいと思います。
今日は舞台を見ました。
僕の身内が劇団のエキストラとして出演してまして、
それを見にいきました。チョイ役ですが、頑張っておりました。
お話は平安時代の鬼にまつわる物語で、
羅生門などが舞台になっているので、芥川好きにとっては、
ああ、なんか好きーとなるわけで(笑)。
宙に浮かぶミカンと神主さんのところてんが笑いました。

で、タイトルです。
『なんだかなぁ』。
ここからが本題。サッカーでおます。
2004年、日本代表第一試合。VSマレーシア。
仮想シンガポールとして設定したということですが・・・
ひどい試合でしたねぇ(^^;
攻撃のリズムもバラバラやし、パスミスは多い、トラップミスも多い・・・
初戦でJリーグも開幕してない、選手にとっては今年初試合。
仕方ないと解説の金田さんが言ってましたが、
どう言っていいのか、みたいな感じだったのは福田。
アメリカ・ワールドカップ(以下W杯)予選、フランスW杯予選を戦った戦士です。
いろいろ思うところがあったんじゃないかなぁ。
すっきりしない勝ち方でしたねー。
なんというか・・・
ちょっとねえ、やはり怖い。
実のところ、ボーダーラインは6−0だったんですよ、個人的に。
4−0でしょ?後半は変なメンバー交代もあったし、遠藤が最初に決めたのだけだし。
前半の3点も考えてみれば、DFを崩しての得点はなく、
MFのミドルシュート、宮本のヘディングのみ。
点を取るべきFWのゴールはなかったわけです。
本山をなぜFWで使うのか?
彼のチームでの本職はMF。動きを見ていると、やはりMFです。
MFであるサントスをDFで使うのもちょっと納得いってないから、
辛口になりますが、どうも・・・ちゃうんちゃうの?と思うのです。

相手はFIFAランキング114位。日本は29位。
まあ、サッカーは何が起こるかわからないスポーツですが、
日本はホームでの試合だし、勝って当たり前。
勝ち方、点の取り方が課題だったんですが・・・
どうなんですか、ジーコさん、と言いたい(逆転裁判3、五十嵐さん風)。