死闘、バーレーン戦。
2004年8月3日ジーコ・ジャパンinアジアカップ。
準決勝の相手はバーレーン。
日本はやはり後手後手に回った。
どうにもこのチームはエンジンがかからない。
ギアチェンジのタイミングが遅いのだ。
結果、守りの姿勢に入り、失点してしまう。
今日もそのパターンで失点。
この辺は、やはり決まり事がないからかもしれない。
誰かが動いたとき、連動して誰がどう動くのか。
これが感覚的に身に付いていない。
FF11でも要求される動きなのに・・・(まて)。
今日はそんなこんなで苦しんだ。
大いに苦しんだ。
審判もレベルが低く、どうもバーレーンびいき。
今大会通じて、日本は中国人の観客からひどいブーイングを浴びている。
しかし、彼らはそれを気にせず、負けないことだけを考えて、
黙々とピッチで試合を進めているようだ。
明らかなファウルをファウルと認めず、
演技に引っかかってレッドカード。遠藤が退場で日本は10人。
前半残り20分前後。
最悪だった。
こういった試合の場合、打ち勝つしかない。
点を決めて黙らせるしかない。
今日の代表は、それを実践した。
玉田。
ついに、この男がやってくれた。
1点目こそ中田浩二のヘディングだったが、
2点目は前へ勝負にいったのが良かった。
僕は、この勝負に行く(ドリブルでしかける)タイプのストライカーが好きだ。
ゴールへの突進。
それは、U−23代表の田中達也にも言えるし、大久保嘉人もそうだろう。
ゴールへの意識。
シュートは、きっかけを必ず作る。
バックラインも引き始める。
パスで華麗につないだところで、結局はフィニッシュが決まらなければ意味がない。
玉田は、勝負した。それが2点目を生んだ。
その後同点。そして、逆転される。
後半40分前後だったと思う。
残りはロスタイムを入れて8分ほど。
そして、44分。
右サイドを駆け上がる玉田。
1対1も勝負して、相手を振り切る。
そこからサイドに折り返し、削られ役として痛ましい活躍の鈴木隆行へ。
隆行がゴールライン際までボールを運び、上がってきた三都主へパス。
三都主がセンタリングを上げる。
飛び込んだのが中澤。
ゴールが決まる。
負けなかった。
延長戦へと、望みをつないだ。
延長戦の笛が鳴る。
前半5分。
前がかりに日本陣営へ詰め寄るバーレーンからクリアしたボール。
センターサークルを越えた所で、バーレーンの最終ラインを振り切った玉田。
ボールをコントロールし、前へ前へ。
襲いかかるバーレーンの選手。
チャージを受け、崩れかかるが絶妙のバランスでドリブル。
最後の一人も吹っ飛ばされかけつつも、やはり前へ。
ついに、ペナルティ・エリア内でキーパーと1対1。
玉田は、落ち着いていた。
きちんとルックアップして、ゴールとキーパーの位置を確認してシュート。
ボールはゴールへと吸い込まれた。
前への意識。
ゴールへの意識。
シュートへの意識。
玉田は、やってくれた。
日本は10人でバーレーンを振り切り、いよいよ決勝戦。
選手たちは、本当によくやった。
それ故に、ジーコの選手交代に不満が残る。
最後の3枚目のカード。
バーレーンは後半、足に来ていた。
日本も足がふらついていたが、1点を守るのではなく、1点を奪えたはずだ。
守勢に回った場合、サッカーは必ずピンチが訪れる。
ずっと守っていて、しのげるはずはない。
それが、後半のバーレーンの逆転劇を生んだ。
ジーコはどうするべきだったのか。
逆転される前に、西、もしくは藤田を投入すべきだったと思う。
攻撃的サッカーを標榜するジーコならば、
あの場面で選手たちに「もう1点決めろ」という思いを込めて、
攻撃的な選手を投入してほしかった。
90分で終わることができた試合だったはずだ。
だが、ジーコはフリーズした。トルシエと同じではないか。
そう思った。
勝つには勝った。負けなかった。
海外組の影で控えに甘んじていたメンバー。
少しでもいいから、ピッチに立ちたいのだろうな、と思う。
俺たちは、こんなにできるんだと海外組編重の指揮官へのメッセージ。
彼らの強靱な精神力は、見る者の心を揺さぶる。
彼らには大いなる拍手を。サプライズを。
だが、負け試合だったことは、誰が見てもわかる。
負けてもおかしくない、いや、負けて当然の試合だった。
勝てば官軍ではない。
そう、思うのだ。
世界と戦うというのならば、勝っただけで喜んではられない。
胸に残るもやもやは消えない。
そんな準決勝だった。
とりあえず、選手の皆さん、お疲れ様でした。
決勝戦も、がんばって。
準決勝の相手はバーレーン。
日本はやはり後手後手に回った。
どうにもこのチームはエンジンがかからない。
ギアチェンジのタイミングが遅いのだ。
結果、守りの姿勢に入り、失点してしまう。
今日もそのパターンで失点。
この辺は、やはり決まり事がないからかもしれない。
誰かが動いたとき、連動して誰がどう動くのか。
これが感覚的に身に付いていない。
FF11でも要求される動きなのに・・・(まて)。
今日はそんなこんなで苦しんだ。
大いに苦しんだ。
審判もレベルが低く、どうもバーレーンびいき。
今大会通じて、日本は中国人の観客からひどいブーイングを浴びている。
しかし、彼らはそれを気にせず、負けないことだけを考えて、
黙々とピッチで試合を進めているようだ。
明らかなファウルをファウルと認めず、
演技に引っかかってレッドカード。遠藤が退場で日本は10人。
前半残り20分前後。
最悪だった。
こういった試合の場合、打ち勝つしかない。
点を決めて黙らせるしかない。
今日の代表は、それを実践した。
玉田。
ついに、この男がやってくれた。
1点目こそ中田浩二のヘディングだったが、
2点目は前へ勝負にいったのが良かった。
僕は、この勝負に行く(ドリブルでしかける)タイプのストライカーが好きだ。
ゴールへの突進。
それは、U−23代表の田中達也にも言えるし、大久保嘉人もそうだろう。
ゴールへの意識。
シュートは、きっかけを必ず作る。
バックラインも引き始める。
パスで華麗につないだところで、結局はフィニッシュが決まらなければ意味がない。
玉田は、勝負した。それが2点目を生んだ。
その後同点。そして、逆転される。
後半40分前後だったと思う。
残りはロスタイムを入れて8分ほど。
そして、44分。
右サイドを駆け上がる玉田。
1対1も勝負して、相手を振り切る。
そこからサイドに折り返し、削られ役として痛ましい活躍の鈴木隆行へ。
隆行がゴールライン際までボールを運び、上がってきた三都主へパス。
三都主がセンタリングを上げる。
飛び込んだのが中澤。
ゴールが決まる。
負けなかった。
延長戦へと、望みをつないだ。
延長戦の笛が鳴る。
前半5分。
前がかりに日本陣営へ詰め寄るバーレーンからクリアしたボール。
センターサークルを越えた所で、バーレーンの最終ラインを振り切った玉田。
ボールをコントロールし、前へ前へ。
襲いかかるバーレーンの選手。
チャージを受け、崩れかかるが絶妙のバランスでドリブル。
最後の一人も吹っ飛ばされかけつつも、やはり前へ。
ついに、ペナルティ・エリア内でキーパーと1対1。
玉田は、落ち着いていた。
きちんとルックアップして、ゴールとキーパーの位置を確認してシュート。
ボールはゴールへと吸い込まれた。
前への意識。
ゴールへの意識。
シュートへの意識。
玉田は、やってくれた。
日本は10人でバーレーンを振り切り、いよいよ決勝戦。
選手たちは、本当によくやった。
それ故に、ジーコの選手交代に不満が残る。
最後の3枚目のカード。
バーレーンは後半、足に来ていた。
日本も足がふらついていたが、1点を守るのではなく、1点を奪えたはずだ。
守勢に回った場合、サッカーは必ずピンチが訪れる。
ずっと守っていて、しのげるはずはない。
それが、後半のバーレーンの逆転劇を生んだ。
ジーコはどうするべきだったのか。
逆転される前に、西、もしくは藤田を投入すべきだったと思う。
攻撃的サッカーを標榜するジーコならば、
あの場面で選手たちに「もう1点決めろ」という思いを込めて、
攻撃的な選手を投入してほしかった。
90分で終わることができた試合だったはずだ。
だが、ジーコはフリーズした。トルシエと同じではないか。
そう思った。
勝つには勝った。負けなかった。
海外組の影で控えに甘んじていたメンバー。
少しでもいいから、ピッチに立ちたいのだろうな、と思う。
俺たちは、こんなにできるんだと海外組編重の指揮官へのメッセージ。
彼らの強靱な精神力は、見る者の心を揺さぶる。
彼らには大いなる拍手を。サプライズを。
だが、負け試合だったことは、誰が見てもわかる。
負けてもおかしくない、いや、負けて当然の試合だった。
勝てば官軍ではない。
そう、思うのだ。
世界と戦うというのならば、勝っただけで喜んではられない。
胸に残るもやもやは消えない。
そんな準決勝だった。
とりあえず、選手の皆さん、お疲れ様でした。
決勝戦も、がんばって。
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